自分の子供が熱を出して苦しんでいる時、誰かに子供を預けて仕事をするというのを、喜んでやる親はいません。
前にも書きましたが、1日2日の熱などなら、会社を休んで親が看病するべきです。
でも、1週間休むインフルエンザや耳下性炎などの感染症となったらどうでしょう?、、、
3世代世帯の家族は、確かに祖父母が看てくれるかもしれません。でも、その家族も感染症にかかり、誰も看てくれる人がいなかったら?、、、、
別の視点から見ていきましょう。
少子化の世の中。少子化対策のために、富士宮市では、不妊治療の助成金を近隣の地区よりもかなり多く出してくれています。
とても、ありがたい事です。
その助成金のおかげもあって、子供を授かる事が出来た家も沢山あります。
しかし、治療には莫大なお金がかかります。助成金は、治療費全額出してくれる訳ではありません。そして、辛い治療にも耐え、ようやく授かっても、治療費で莫大な費用を費やしたため、子供のためにも共働きで稼がなければいけない家もあります。
更に、頼れる人が近くにいなくて、子供が欲しくて欲しくてやっと授かっても、いざという時に見てもらえる人がいない。
そんな人も、たくさんいるのです。
自分は困っていないからいいのではなくて、困ってる人がいるなら助ける。小さい頃から、大人にそう言われてきていませんでしたか?
アンケートの結果、富士宮市に病児保育が必要だと答えた人は、60%以上。必要ないと答えた人は、たった3%。
この結果からも、答えは出ていると思うのですが、何故富士宮市は対応しないのでしょうか?
ある県外の市長が、待機児童0を宣言しました。その年、宣言通り待機児童は0になりました。
しかし、次の年、また待機児童が出ました。なぜだと思いますか?
それは、ここの市にくれば保育園に入れる。ここの市は、子育てしやすい市だと、たくさんの人が越してきたからだそうです。
これからの富士宮市を築いて行くのは、若い人たちです。
その若い人たちが子育てしやすい市だとたくさんの人が集まってきたら、富士宮市の未来は明るいと思いませんか?
観光客も大事ですが、まずは、富士宮の市民が安心して暮らせるという事が、大事だと思うのは、私だけでしょうか?